ドキュメンタリーが見たくて2018-10-15(月)
番組を作っているのだけれど、私はテレビでドキュメンタリーを見るのが苦手です。
なぜ?と言われれば、単純に疲れるからなのですが、特に戦争ものなどの重いテーマは見たくないのです。
最近とある続き物のドキュメンタリーを見ておりまして、こう、何て言うんでしょう、三谷祭の特番を作っていた時を思い出したのです。
テレビというのは、編集もあるし、演出もあるし、事実を捻じ曲げることだって容易いんですよね。
でも、自分が感じて消化したもの以上のことを見せることは、私たちみたいにケーブルテレビで一人で番組を作っている以上できなくて。
事実をどう、伝えていくのか、それしか私にはできないんですけれど。
後輩たちには色々な経験をして、たくさん心を動かして番組を作ってほしいと思っていました。
大変で大変でその番組の事しか考えられなくなる編集期間の苦しみは、乗り越えた先に大きな成長があると信じていたので。
でも、どうなんでしょう。
小さなケーブルテレビで、残業時間の削減や外注制作に飲み込まれ、私は今、伝えたいことから遠ざかってはいませんでしょうか?
働き方改革っていうけれど、やりがいの搾取はいけないっていうけれど、やりがい感じて何が悪いんだって。
…よく分からない文になってしまいましたね。
何が言いたいかって、見逃した某TV局のドキュメンタリーが見たいのですよ。
さて、今日も祭りの取材に行ってきます。
祭囃子を聞いて毎年感傷に浸るのは、夢中だった6年間のおかげですね。